我々の感情を突き動かすのは何か?
こんにちは。皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回も答えのないテーマになりそうです。
私自身、こうして何度もアウトプットし続けているうちに、答えのないテーマが好きなんだな、と、ようやく自覚し始めました。発信するって大事ですね。笑
今回このようなテーマにしてみたのも、暇をもてあそんでいるうちに、音楽、芸術、映像、本など様々なコンテンツに触れているうちに、「あ、いま自分の感情にトリガーがかかった!!」と感じるシーンに気付くことが多かったからです。
流行りの言葉でいうと、CX(customer experience)ですかね?
そもそも人間とは感情動物である
なんとなくそれっぽいことを、シェークスピアも言っています。
「人々の感情を動かす」と一口に言っても、けしてコピーライターなどに代表されるようなクリエイティブ職だけの話だけではないと考えています。
1人で魚釣りや農業を営んでいる完全自給自足の人は置いておいて(現代の日本にはまずいないと思いますが)、人と関わらない仕事というのはこの世に存在しないと考えています。
そこで重要なのは、「人は感情動物である」ということを各々が自覚することです。
この世の中にスーパー論理マンがいたとしても、その方も完全に論理だけでは生きていけません。なぜなら、脳は感情に支配されているからです。
どんな人でも、晴れた春のうららかな陽気で会話するのと、どんよりとした梅雨空の下で会話するのとでは、会話のテンションや弾み方が変わってくるものだと思います。
気候だけではありません。プライベートな事情で一喜一憂することだってあるでしょう。それがビジネスと全く関係のないことだ、と胸を張って言える人はほんの一握りだと思います。
裏を返すと、人とうまく付き合うには、「相手の感情を理解する」ということが前提にあります。もちろん人間なので、完全に相手のすべてを理解することは不可能です。何なら相手も自分自身を理解しきれていません。
ではどこから読み取るのか?それは、表情や口調、仕草ですよね。詳しいことは私も知識不足ですし、心理系の本を読んでいただければいいと思うのですが、今回はいったん割愛します。
ここからは個人的な思想の位置づけになるのですが、「相手の感情を誘導する」ことが人間関係をうまく築くコツだと考えています。
以前のブログでも書いたような気もしますが、何か一言添えてあげたり、実際に相手に触れたりすることで、相手の感情のスイッチを押してあげることがポイントです。
つまり、対面での会話においては、「要件+α」の「α」が相手の感情を動かす重要なポイントになるということです。その「α」が私たち自身の個性であり、他者との差別化を図る要点になると考えています。
※何言ってんねん!という方がいらっしゃればぜひ議論しましょう!いろいろな意見を聞きたいです!
本題に戻ります。
我々の感情を動かすのは何か?
結論から申し上げますと、人それぞれです。そりゃそうです。世の中同じ人間なんていないのですから。ですが、ある程度共通して人の感情を動かすものはあるのではないかと私自身は考えています。
批判を承知であえて定義づけるならば、「五感を刺激するもの」だと考えています。
味覚、嗅覚、触覚、視覚、聴覚、どれも人間に備わった機能ではありますが、それなしでも生きていけることは事実です。
例えば、目をつぶって、完全栄養食を摂りながら無音の状態で横たわっていても生きていけます。
では、それぞれの機能について、人類が感情動物として進化していく中で備わっていったとしたら、なんとなく自然な気がします。
五感によって脳を刺激する、そして脳が発達していくといったように、です。
※これも無学で恐縮です。文化人類学に詳しい人がいたら教えてください。
#一旦固い文章はおいておきます
書いているうちに自分の無知無学を晒すだけのようになってきたので、方向性を修正します。
最近、様々な作品に触れている中で、クリエイターの魂を感じる場面が多々あります。
クリエイター自身も感情をフル活用し、私たち自身もその感情に同調するのです。
ここ数日で二本の映画を観ました。「Stand by me」と「クライマーズ・ハイ」です。
それぞれ全く方向性が違う映画ですが、私の感情は完全に動きました。
前者については少年たちの生まれ育った環境、そして両者の軋轢や葛藤、そして友情に、後者については主人公の新聞記者としてのプライドに(原作の本のほうが、より表現がダイナミックでのめり込みましたが)、いたく感動しました。
それらを結ぶ共通項は何か?というものを考えてみると、一つの解としては「個々から滲み出る個性とプライドの衝突」なのだと思います。
本気だからこそ人と人が衝突する、本気だからこそ感情が爆発する、そこに聴衆は巻き込まれるのです。
もちろんフィクションの世界の登場人物だけではありません。
本の一文をとっても、原作者と編集者の本気が伝わる、そんな本は読者の感情を揺さぶるのでしょう。
つまり、感情をかければかけるほど、アウトプットとして感情がこもった成果物になるのでは、と私見として結論づけます。
私自身はSEなので、プログラムに感情を込めることはできません。いかに効率よく動くか?の世界だからです。
しかし、どんなプログラムにもなぜ作るか?という要件が存在します。
そこに人間の感情がこもったら、より良いものが作れるのではないか。と信じています。
超定性的ですね。私はSEには向いていないのかもしれません笑
ですが、感情を動かすには感情しかない!とは短い生涯ではありますが感じている次第です。それがビジネスに活きるのかはわかりませんが。
この信念は少なくとも傷つくことはあれど、結果的に私自身の人生は豊かにしてくれるものだと信じています。
そんなこんなで今回も長文になってしまいました。
今回のトピックで興味がある方がいれば、ぜひお話ししましょう!
どうぞお体には気をつけて!私も気をつけます!!